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多摩美術大学のやきものは、1964年に絵画学科油画専攻の1コースとして始まり、工芸という言葉に縛られることなく、独自の道を歩んできました。1998年に工芸学科陶プログラムとして改められてから後も、東京で時流の波にもまれながら、自らや社会に問いかけ続けることで培われたしなやかな思考と、土という素材との粘り強い対話によって、新しい表現が次々と生まれています。 しかしながら、その多様性ゆえに卒業生の活動の場も様々で、それらが一堂に会する機会は久しくなく、その根底にあるはずの多摩美の陶の系譜は見えづらいままになっていました。本展覧会では、工芸学科陶プログラムを卒業した9名の作家の作品を、会期を二つに分けてご覧いただきます。多方面に展開する陶の表現が集まる貴重な機会です。 陶磁器産地から離れた東京で、やきもので叫び、歌い、踊り、あるいは囁くことのできる新しいステージをつくりたい。そんな願いと共に始動した「C pieces」に、どうぞご期待ください。
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